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美しく輝く62歳・藤原民子さん。白髪染めをやめたワケ、髪型のこだわりは

 光を孕んでやさしく輝く、プラチナヘアが魅力的な藤原民子さん。初のスタイルブック『60代から輝く! ファッション・メイク・生活スタイル』(池田書店)も好評な藤原さんに、誰もが憧れる美ヘアの秘密を伺いました。

58歳の時に白髪染めをやめた

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58歳の時に白髪染めをやめた

藤原民子さん

――プラチナヘアを目指したいけれど、最初の一歩に悩む大人女性も多いです。藤原さんのプラチナデビューはいかがでしたか? 藤原民子さん(以下、藤原)「私が白髪染めをやめたのは58歳のころです。もともと勤めていた会社では、身だしなみのルールがありました。白髪も染めなくてはならず、色番まで決められていたんですよ。でも、白髪染めって伸びた部分がすごく老けて、疲れて見えるでしょう? 何より、おしゃれじゃないし、それがとてもいやだったんです。  そんなとき、今までNGだったジェルネイルやエクステが解禁されることになり、そのタイミングで『私はこういう理由で白髪を染めずにいきます』という嘆願書を会社に出しました。それが認められたので、まずは白髪が目立たないよう部分的にブリーチをしました。ジェルネイルもエクステもOKなら、髪を明るくしても大丈夫かな? と思いまして。  当時は常にショートヘアで、ハイライトを入れてカラーもしていました。だから白髪の根元が出てきても目立たず、それはよかったかな、と思います」

その人に似合う色で彩るのがいちばん

その人に似合う色で彩るのがいちばん――美しさのために、新しい見せ方を勝ち取ったのですね! まわりの方の反応は……? 藤原「同僚には『なんで染めないの?』と言われました(笑)。結局私は染めずに通して、明るい髪にしていましたが、ほかのみなさんは現在も染めていらっしゃるようです」 ――「白髪は染めるべき!」っていう圧があるのかもしれませんね。 藤原「おしゃれじゃないのになぁって、思うんですよ。ごま塩だったらごま塩で、本当はカラーリングしたほうがいいですよね。そのほうが素敵に見えますし。白髪染めをやめることがマルじゃなくて、その人に似合う色で彩るのがいちばんいいと思うんです。  私も、プラチナヘアに移行中は髪に華やかさがありませんでした。だからパーマをかけて、変化をつけてみたり。そうしたほうが髪のボリュームも出せますし、そんなふうに試行錯誤しながら自分のヘアスタイルを作っていきました」
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実は髪質の悩みもある
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