「それ以降はなんとなく、真理子と会う頻度や連絡を取る頻度が減っていきました。私なりに『申し訳ない』という気持ちと、『自分が傷つきたくない』、『息子にとって良い環境じゃないかもしれない』と色々と悩んだ結果でした。それでも真理子からは時々連絡が来ていたのですが、会うたびに嫌な思いをすることが増えていったんです」
ママ友関係で悩む奈々さんでしたが、真理子さんから連絡が来れば返していたそう。ところがその連絡の内容にも疑問を感じ始めたと言います。

「たまに連絡が来たと思うと、『元気? うちの子はこんなことができるようになったよ! 奈々ちゃんの子はどう?』と、我が子の成長報告のような内容でした。最初は世間話程度に話したりもしていたのですが…。我が子は未熟児だったため成長がゆるやかだったこともあり、『
えーまだできないの? ちょっと遅くない?』と言われることも多く、だんだんとストレスを感じるようになりました。
『
さすがに調べた方がいいかもよ?』とまで言われたときは、彼女の発言にデリカシーのなさを感じてしまいました。子どもの成長は個人差が大きいものなので気にしていないことを話すと、更に煽ってくるように『心配じゃない? 大丈夫? 私なら心配しちゃうかも』と言われました…」
未熟児で生まれたことは真理子さんも知っていたのに、自分の子を肯定するのと同時に奈々さんの息子を否定するような発言が増えていったそうです。
「息子たちは会えば仲良く遊んでいましたが、真理子は子どもの成長や、子どもの『できること、できないこと』にとてもこだわるようになっていったのです。マウントとも取れる発言や連絡があまりにも多く、さすがに嫌気が差してしまい最終的には悲しさよりも怒りが湧いてきました。そして、私は彼女と距離を置く決断をしたんです。
『久々に会わない?』と連絡がきたので、『
今までみたいに頻繁に会うのはやめよう。否定されることが多くて嫌だ』と返したのを機に、彼女と会うことはなくなりました」
その後は真理子さんから「そんなつもりはなかった」と連絡があったそうですが、子どもの成長について「調べた方がいい」と言われたことが本当に許せなかったと話します。