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EXILE TRIBE新グループ「PSYCHIC FEVER」に期待。“好感しかない“パフォーマンスとは

本格的なソウルグループに期待

 ここ数年では、シティポップの再燃が世界的トレンドだけれど、そうした流行とは別に、より硬派なソウルを彼らが追求しても面白いかもしれない。メインヴォーカルの小波津志が尊敬する三代目JSBリードヴォーカル今市隆二が、オールドスクールなR&Bのサウンドを追求するように、デビュー後の彼らは今一度、改めて自分たちの音楽的ルーツと向き合うはず。  では、デビューアルバムをリリースしたあとのシングルとしてどんな楽曲を期待したらいいだろう? これは筆者の好みだけれど、例えば三代目JSBの2ndアルバム『TRIBAL SOUL』(2011年リリース)に収録されたバラードナンバー「旅立つまえに」なんてどうか。隆二さんと臣君が手を携えて吹き込んだこの曲は、リリースから10年以上が経った今でも色褪せることがない。そんな記念碑的なバラードをPSYCHIC FEVER にも打ち立ててほしいところだ。  さすれば、彼らがYouTube登録者数100万人達成とともに掲げる、「ビルボードグローバルチャート1位」という目標もそう遠くはないと思う。あれだけキャッチーなシングルを続々リリースすると同時に、数値化できない隙間に彼らのルーツを感じる音楽フレイバーを感じるのだから、これは必達目標達成に期待である。いずれにしろ、本格的なソウルグループといってもいいPSYCHIC FEVERが、EXILE TRIBEに正式加入したことをまずは手放しに喜びたい。 【PSYCHIC FEVER(サイキックフィーバー)】 ダンス、ボーカル、ラップ、ビートボックスなど多彩なスキルを持つ7人組ボーカルパフォーマンスグループ。 <メンバー> 小波津志(コハツ ココロ)/ボーカル・21歳 WEESA(イーサ)/ボーカル・18歳 剣(ツルギ)/ラップ・25歳 中西椋雅(ナカニシ リョウガ)/ラップ・24歳 渡邉廉(ワタナベ レン)/ラップ&ビートボックス・22歳 JIMMY(ジミー)/ラップ・22歳 半田龍臣(ハンダ リュウシン)/ラップ・20歳 <取材・文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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