――大胆なヌードを披露した北村さん演じる副議長を唖然と見つめるオペレーターの表情が素晴らしかったです。表情で演技をするときに、どんなことを意識していますか?磯村:意識する感覚はないかもしれません。あの表情は、あの顔をしようということではやってなかったです。
――刑務所の牢の中にいる横顔であるとか、『演じ屋』(2021年)や『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』(2022年)など、最近の出演作品を見ると、磯村さんの横顔に何か、真実味を感じました。単純に自然な演技だという以上のリアリティを感じますが、磯村さんにとって自然に見える演技とはどのようなものですか?磯村:自然な演技については、追求しています。演技をしているけど、自然。でもその自然な演技をしようとしてるのは、演技になってしまう。この訳の分からないループに入るわけです。余計なことをせずに役としてその場に存在できるか、極めていきたいです。
――何かきっかけになった作品はありますか?磯村:明確に思ったのは、『ヤクザと家族 The Family』(2021年)からです。藤井道人監督と綾野剛さんに出会い、強く意識しました。