しかし、幸せを感じたのも、つかの間。恵理子さんはその後、彼の口から発せられた言葉にドン引きしてしまいました。
「彼は、妊娠中でもセックスしようね。僕は産後も、すぐにしたいんだよね、とキラキラした目で言っていました。それは、おかしいですよね。だから、女性側の体にかかる負担とか危険を考えてないよね、とやんわり注意したんです」
すると彼は「でも、男側は溜まるじゃん。精子は毎日出さないと、健康によくないんだよ。体でも、毎日ちゃんとコミュニケーションを取っていかないと、夫婦じゃないからさ」と笑いながら、考えを押し通してきたのです。
“女って自分優先の考えしかできない”とディスられた

それを聞き、恵理子さんの恋心は急激に冷めていきました。「あなたが思うようなイチャイチャはできないし、したくないし、危険だよ」そう伝えると、彼は突然、乱暴な言葉遣いに。「結局、お前も元妻や他の女と同じだな。どうして、女って自分優先の考えしかできないんだろうな」と恵理子さんをディスってきました。
「どっちが、自分優先なんでしょうね。こんな思いやりのない人だってことが、付き合う前に分かってよかったです。恋愛観が似ていても、優しさがない人とは夫婦になれませんよね」
そう語る恵理子さんは彼と出会ったことで、自身の恋愛観を見直すきっかけが得られたと感じています。
「自分では普通だと思っている恋愛観や理想の夫婦像でも、相手からしてみるとトンデモ論に映る可能性はあるんだろうなと。彼を反面教師にして、私も相手に価値観を押し付けすぎない恋愛をしようと思いました」
自分にとっては理想的であっても、第三者からしてみれば突っ込みたくなる恋愛観であることは少なくないもの。生涯を共にしたいと思える人と出会えた時は、相手の立場に立ち、互いに負担がかからない理想像を考えていきたいものです。
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<取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291