「コロナ給付金をもらえなかったので、納税のため借金まで」苦悩する性風俗店経営者
性風俗業が国家公認で差別を受けてもいい業種にされてしまう
――先ほど出てきた「不健全」という言葉もそうですが、当事者目線でみると随所に引っかかりを感じる判決だったと。
「この判決は、性風俗業が国家公認で差別を受けてもいい業種にされてしまう可能性を秘めています。それは経営者やスタッフ、キャストだけに留まらず利用者をも否定することになります。
特に『レズっ娘』は女性同士という点にも偏見の目が向けられやすいという二重構造。国が『不健全』とレッテルを貼ることで利用した自分を責めるお客様が出てきてもおかしくありません」
判決で業務の適正化や健全化ができない業種と決めつけられた
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama


