――漫画が書籍化されるに当たって、よいたんの反応はどうでしたか?
まぼさん(以下、まぼ):
「これ続けなよ」と言われました(笑)。
――そういう、よいたんの先輩っぽい発言やおばちゃんみたいなリアクションはどこにルーツがあるのでしょうか?
まぼ:息子は1歳くらいから保育園に通っているので、私や夫以外に沢山の人と関わる中で言葉遣いや仕草をキャッチしているのかもしれません。
――よいたんは記憶力が優れているタイプなのでしょうか?
まぼ:ものすごく頭がいい! みたいなことはないのですが、1回見たものや行った場所はとてもよく覚えています。「ここは〇〇の時に行ったね」とか「その日は朝に〇〇をして、あそこに行ってからここに来たよね」と教えてくれます。だから私は結構息子の記憶を頼りにして生きています(笑)。
――将来が楽しみですね。
――まぼさんは昔から絵や漫画を描くのが得意だったのでしょうか?
まぼ:育児漫画を描くまでは漫画を描いたことはなかったです。美大の建築学科だったので絵が描ける方ではあったのですが、姉が同じ大学の油絵科卒で絵がすごく上手いので、「私の絵は人に見せられるような物じゃない」というコンプレックスがありました。
――まぼさんの漫画は絵が可愛いだけではなく、色使いがすごくオシャレだと思うのですが、色を塗る時に意識していることはありますか?
まぼ:今回、一冊の本になった時に私もオシャレだと思ったんですけど、本のデザイナーさんの力だと思います(笑)。
色を塗る時は、私が青と緑と灰色が混ざったような色が好きなので、自分の服の色とかにすぐ塗ってしまうんです。この色を使いたいために、他の部分には喧嘩しない色を選ぶようにしています。