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65歳ひとり暮らし女性に学ぶ、月12万円で充実した日々を過ごす方法

着ること、装うこと、オシャレの極意

 ご自身を顧みながら欲張らず、あくまでマイペース。仕事だけではなく、私生活もショコラさん独自のルールとセンスが生きています。「光熱費はときどきチェックしてブログで公開」「欲しいものリストを作って、衝動買い意欲をセーブする」など、節約も無理をしないのが鉄則ですが、オシャレだって楽しみたいですよね。  若い頃はファッションも試行錯誤をするものですが、50代、60代になると好みやスタイルも定着してきます。これはさみしいことではなく、「好みのスタイルやサイズがわかると、買い物がぐんとしやすく」なり、常にお気に入りに囲まれるようになるということ。 着ること、装うこと、オシャレの極意 ショコラさんも「バッグはすべて一軍。少数精鋭のジュエリーも全部愛用」しているそう。ボトムスは「セミロングスカートの快適さをしったから、これで統一」、トップスの好みはボーダーです。ボーダーは年齢も選ばず、流行もなく、カジュアルにもシックにも成り得ます。そして「ファッションの予算を決める」のもポイント。「スカート、ニットは5千円まで」「コートは2万円」など。金額のバランスが取れれば、ファッション全体のバランスも取れてくると思いませんか。

大好きなものに囲まれる、ひとりの暮らし

 家族と住み、子育てに追われている間は、自分好みのインテリアにするのは難しいかもしれません。ひとりになったからこそできる、好きなものだけに囲まれる暮らし。ショコラさんのマンションは1LDK。間取りの仕切りを取り払い、ワンルーム仕様にして、広さを確保。視界に入るのは、シンプルながら厳選した家具やグリーン。食器棚はなく、食器はシンク下の収納スペースにしまっています。ファッション同様、こちらも厳選した一軍のみ。北欧を代表するブランド、アラビアやイッタラの食器が普段使いです。  日々の食事は自炊が基本ですが、手をかけず、こちらもシンプル。魚の切り身を焼いたり、レトルトのハンバーグを温めたり。大好きな食器に盛りつければ、ときめく食卓の完成です。「2週間に一度、長男が遊びに来るときは、彼の好物の豚汁を作ったり、ビーフシチューやおでんなどを仕込んで『母の味』を食べてもらっています」というように、うまくメリハリをつけています。
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90歳になっても自立した暮らしをしたい
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