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岩田剛典のインスタ「突然の短パン祭」の意外な真相。『ほん怖』出演も振り返る

4年ぶりに夏放送の『ほん怖』で初ホラー

 お盆が過ぎたのに、まだまだ暑さが身体にこたえる。しかし今度はテレビの画面から底冷えする寒さを伝えてくるではないか。8月20日放送、4年ぶりの夏放送となる『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2022』(以下、『ほん怖』)に岩田剛典が出演したのである。Tverで9月3日まで見逃し配信されているので、見逃してしまった人はぜひ、みてみてほしい。  そういえば岩ちゃん、初ホラーか。ホラー作品とイケメン俳優との相性のよさは、夏の清涼剤としてはこの上ない。  ディーン・フジオカと名バディを演じる『シャーロック アントールドストーリーズ』(2019年、フジテレビ系)の劇場版である『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』(2022年)では、孤島で魔犬に襲われるひとコマがかろうじてホラー的雰囲気を醸しだしてはいたように思う。しかし『ほん怖』4年ぶりの夏放送だから、相当気合いを入れた本格的な恐怖描写は比にはならないはず。  普段ならこの手の番組はみないようにしているが、今回は岩ちゃんのためだと思って、肝試しする気分でテレビ画面をみつめてみたのである。  タイトルは、「謝罪」。固唾をのんで、冒頭場面を恐る恐るみつめる。地方に転勤になった主人公が、引越し先のマンションをみあげる。管理人室をノックする横顔。管理人にエレベーターの前で声をかけられ、振り返る。夏の蒸し暑さに火照った表情が、このあとの寒々しい展開を物語る。  彼が乗ったエレベーターの壁には、べったり黒い汚れが。対して岩ちゃんの肌にはシミひとつみあたらない。ある意味それは人間離れした肌の美しさといえるのかもしれない。

夫の顔であり、父の顔をする岩ちゃん

 彼を乗せたエレベーターが止まったのは、4階。管理人の様子からどうやら曰く付きの物件が一室あるらしい。外廊下を吹き抜ける突風が彼の顔面に吹き付ける。ここまで、岩田剛典の顔、顔、顔で繋いでいく画面の連鎖に、恐怖を忘れて釘付けになっている。  極めつけは、荷物の整理をしていた夕刻、玄関の扉をノックする音と女性の不気味な声が聞こえ、玄関を確認する場面。扉の覗き穴に片目を近づける岩ちゃんの顔が大写しになるサービスショットだったが、外には誰もいなかった。  そして目新しかったのは、彼の左手薬指にはめられた結婚指輪である。どうやら妻(志田未来)と幼子を残して単身赴任してきたらしい。奥さんと子どもがいて、結婚指輪をしているサラリーマン男性を演じるのも、記憶が正しければ、はじめてではないだろうか。  3人で写る家族写真を慈しむようにみつめ、タンスの上に大切に飾る。夫の顔であり、父の顔をする岩ちゃんの初々しい微笑ましさ。なんだか、この先の恐怖を忘れてしまいそうなったが、夜にまたノックが聞こえる……。
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涼やかで、肌寒かった夏の余韻を感じながら
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