「そんな時、隣から聞こえてきた言葉に耳を疑いました。『
ねえ、これなんだろうね? 埋めてみよー!』と、小学生くらいの子どもたちが、私のパッドを砂浜に埋めて遊んでいたんです。どうにかして取り返したいけれど、私の隣には彼がいるし、バレたくない。でもせっかく高いパッドを買ったし、このままだとTシャツが脱げない…と頭の中でぐるぐると葛藤しました」
智子さんは、最初にパッドがなくなったことを彼に打ち明けていたら、子どもが砂浜に埋めていることを笑いながら彼に話せていたかもしれないと後悔したそうです。

「『そろそろ海行こうか~!』と彼に言われ、Tシャツを脱ぐしかなくなってしまいました。両方ともパッドを外した状態なので、不自然に胸が小さく見えたのか『
そんなに胸なかった?』とすぐに指摘されてしまい、全てを言わざるを得ない状況に…。すると、彼はなんと大爆笑。私はかなり勇気を出して話したので、その対応になんとなくショックを受けました」
結局彼に打ち明けた智子さん、その後パッドの行方はどうなったのでしょうか。
「彼は、隣にいた子どもたちのところに行って、『
ごめんね、コレお兄ちゃんのだから返してくれる?』と優しく伝えてくれて、無事私の元にパッドが返ってきました。でもそのパッドを付けるのもなんだか恥ずかしく、その日はそのまま帰宅したんです。笑われたときはデリカシーがないと思いましたが、彼の優しさだったのかなともこの時はまだ感じていました」