「おれ信者なんだ」結婚する彼からの告白。脱会をお願いしたらまさかの騒動に
大好きな人と信仰や思想が違った場合、人生をともに歩んでいくことのハードルが上がってしまうこともあります。今回ご紹介する筆者の友人D子は、そんなハードルの高さを真正面から受け止め、何とか問題を解決しながら彼と人生を歩むことを決めた女性です。
彼女が付き合った彼は、ある新興宗教の“三世”と呼ばれる人でした。それに気づいたのは、いつも通りお部屋デートをしていた時のことです。何の気なしに空いていたクローゼットを見たら、奥に宗教関連の書籍がたくさん置いてあるのが目に入りました。不審に思って聞いたところ「あ、おれそこの信者なんだ」と、さらっとカミングアウトされたそうです。
彼としては、生まれたときからの信者だったため、特別な信仰心や帰属意識もなく(宗教関連の活動も一切してなかったそう)、またこれが他人から見て抵抗感のあるものだとは思っていなかったそうです。すでに将来について話し合っていた2人だったので、彼女は急遽話し合いを開催。その結果、彼は「嫌ならやめるよ! 別に入りたくて入ってたわけじゃないし」と、あっさり脱会を宣言したのでした。
こうしてその場で宗教関連の本やグッズを廃棄してくれた彼。あまりの軽いノリに、彼女も「あ、その程度の繋がりなら辞めてくれるしいっか」と当時は済ませたそうですが、驚いたのはその後でした。
このやり取り以来、彼から宗教の話題が出されることはありませんでした。彼女としては、てっきり話もついて脱会済みなのだろうだと思っていたそうです。そして彼のご両親に結婚のご挨拶にいった際、想定していない出来事が起きたのです。