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岩田剛典、新曲『Ready?』の疾走感がたまらない!リスナーももう「止まれないよ…」

密やかなドライブへ

 そして解禁されたイントロ。なんだこの疾走感。配信で岩ちゃんが、トラックを作っているときにドライブ感を意識したと言っていたが、その言葉と製作意図通り、リスナーは一台の車に乗車して密やかなドライブへ誘われる。 「スピード上がってく 駆け抜ける So feel it. Let’s together  止まれないよ」  1番のBメロで歌詞がリスナーの体験そのものを語りながら、サビへ駆け抜ける。イントロに続き「Ready」という岩ちゃんの囁き(リフレイン)があり、「このまま Day and Night」。このドライブ、場所を問わないばかりか、昼でも夜でもこの上ないドライブ感を演出する。岩ちゃんがトラック作りと歌詞に込めたように、リスナーももう、止まれないよ。

三拍子揃ったダンスチューン

 しかもただリスナーの身体が楽曲のグルーヴ感で動くダンサー(ダンス曲)ではない。そもそもEXILEや三代目JSBのパフォーマーである岩ちゃんが歌い手でありながら誰より踊る。ミュージック・ビデオでは、イントロ直後の「Ready」の掛け声に合わせて、岩ちゃんが4人のダンサーを従えている。夕闇の空に向けてしなやかな腕をかかげ、指先にまで神経がはりめぐらされた一コマは、パフォーマーとしての極地だろう。カメラのローアングルも絶妙。  サビはもっとすごい。彼らが踊る室内のレースカーテンが揺らめき、画面内に音の風が呼び込まれ、パフォーマンスがスタート。「Day and Night」の時間性を表現する振り子のような手首の動き。自分が踊るために考えられたこの振りはドープ(ヤバい)!   そしてアウトロでは、夕日に照らされながらのキメ顔。ここには俳優として培ってきた揺るぎない表現力が認められる。1stシングル「korekara」のミュージック・ビデオでも画面サイズを意識した動き方に役者らしさを感じたが、「Ready?」は、パフォーマー、シンガー、アクターの三拍子が揃ったダンスチューンとなった。
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アーティストとしての岩ちゃんが思い描く音像
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