Lifestyle

ゾクッ!さびれた温泉地の夜道、妙な気配を感じて振り返ると…

追いつかれちゃうと思った瞬間に…

「一瞬しか見ていないのですが、真っ黒な180cmぐらいの人影みたいな物に黄色い眼だけが光っている何かが、私を追いかけてきたんですよ」 ゾクッとした恐ろしすぎて声も出せない理沙さんは、とにかく全力疾走して逃げようとしました。 「ですがその影の気配がどんどん近づいてきて、もうダメだ追いつかれちゃうと思った瞬間に…私が偶然足元にいたセミを踏んでしまったようで『ビィィィィィ!』とすごい音で鳴いたんですよ」 するとその影の動きが止まり、小さく「ヒッ」と言うと、スーッとまわりの暗闇と同化して消えてしまったんだとか。 「怖くて、怖くて、怖くて、泣きながら走って宿に帰りました。Y子に事情を話すと『よく頑張ったね。本当に帰ってこられて良かった』と自販機の高いビールを買ってくれました」 結局その影の正体は分かりませんでしたが、その一帯は交通事故がとても多いそうで…。 「もしかしたら、あの影に追いかけられて事故が起きたりしているのかもって怖くなりました。それ以来、Y子の言うことは聞くようにしていますね」

職場の居酒屋に無言電話が

居酒屋で偶然再会中嶋美帆さん(仮名・34歳・飲食店勤務)の場合。 「私は魚料理がメインの個人経営居酒屋に勤めているのですが、ここ最近、なぜか週に2回程夕方の7時に無言電話がかかってくるんですよ」 店長と「前に遅刻ばかりするバイトの大学生男子を叱ったら、ブチ切れて辞めていったことがあったじゃん?アイツがまだしつこく恨んでいていたずら電話してきてんじゃないの?」などと無言電話がくるたびに噂をしていました。 そんなある日、勤務中に美帆さんが電話を取るとまた無言電話で、時計を見ると夕方7時でした。 「またか、と思ったら急に突風が吹いたようなガサガサ音がしたんですよ。そんな音がしたのは初めてだったので『もしもし?もしもし~』とその音をかき消すかのように私も大きな声で話しかけてみたんですよ」
次のページ 
かすかな声に聞き覚えがあった
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ