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Vol.23-1 新婚なのに接触拒否…12歳下の腐女子と結婚した男性の「地獄の結婚生活」

性的欲求を抱いたことがない

「付き合いたての頃、旅行に行きたいというから1泊2日の計画を立てて伝えたら、突然沈痛な面持ちで押し黙っちゃったんですよ。あれ、なんか変なこと言ったかなと思って『どうしたの?』と聞いても、沈黙。みるみる不機嫌になっていく。『もしかして旅行あんまり気が進まない?』と聞いたら、震えながら『日帰りがいい』と」  凛子さんは、他人との身体的な接触を極端に嫌う人だった。彼氏とて例外ではない。それゆえ泊まりを避けたのだ。 「手をつないではくれましたが、基本的に体に触られることは好まない。キスも、凛子の精神状態がかなり良好なときでないと許されません。聞くと、今までの人生で性的欲求を抱いたことがないし、正直言えば、あなたが性的欲求を抱いていることが信じられないと」 ※写真はイメージです 肉体関係がないまま1年半が経過。凛子さんの不機嫌は相変わらず。 「僕も40歳を過ぎたので、そろそろ結婚のことを考え始めました。でも凛子とは肉体関係もないし、正直このままではとても結婚なんてできない」

「籍を入れたいなら、いつでも入れるけど」

 定岡さんは慎重に言葉を選びながら、今後について凛子さんに相談した。すると凛子さんは驚くべきことを口にした。 「籍を入れたいなら、いつでも入れるけど」  定岡さんは驚いたが、ようやく関係性が前進したと思い、すぐに結婚の準備を進める。 「ただ結婚式は絶対に嫌だと拒否されました。バカみたいな衣装を着て晒し者にはなりたくないと。だから互いの両親を招いた食事会だけ開きましたが、最初の挨拶以外、凛子は一切口を開かず、愛想笑いもせず、僕が機嫌取りで話しかけても無視。うちの両親はものすごく怪訝(けげん)そうな顔をしていましたよ」  ともあれふたりは婚姻届を提出。新居も決まり、都内の湾岸高層マンションで同棲生活が始まった。ただし布団は別々。寝室に布団を2つ並べて敷いていた。引っ越して2日目の夜、事件が起こる。
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首をつかんでキスを拒否…
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