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セックスレス解消に「“夫婦交換”してみよう」と夫。相手を変えたら何が変わるのか|ドラマ『夫婦円満レシピ~交換しない?一晩だけ~』

セックスレス夫婦を主人公に、初回から衝撃の展開を見せたドラマ『夫婦円満レシピ~交換しない?一晩だけ~』(テレビ東京系、水曜深夜0時30分~)。原作漫画(作画:越川珠江、原作:アオイセイ)とともに話題のドラマを、夫婦関係・不倫について著書多数の亀山早苗さんが読み解きます(以下、亀山さんの寄稿)。

謝られれば謝られるほど妻はみじめになる

なかなか刺激的なタイトルのドラマが始まった。「妻だけED」になってしまった夫が、妻を夫婦交換、いわゆるスワッピングに誘い、実際にしてみたというのが第1回目。 仁科志保(佐津川愛美)は、一児を育てながら在宅でライターをしている。学生時代からつきあっていた浩介(千賀健永・Kis-My-Ft2)と結婚したが、このところセックスレスだ。娘のためにももうひとり子どもが欲しいと思う志保。ところがいざとなっても浩介は反応しない。 「仕事の疲れかな……」 言い訳する夫に「気にしないで」という妻。だが浩介が何度も「ごめん」を繰り返すと「ごめんごめん言わないでよ」とキレてしまう。 わかるわかる……と思う女性は多いだろう。こういうとき、謝られれば謝られるほど妻はみじめになるのだ。自分を女として見ていないことを認識させられるから。

「妻だけED」の夫が行き着いた、まさかの答え

その結果、夫が行き着いたのが「夫婦交換」。それを提案されたときの志保の第一声は「浩ちゃんは私を他の男に抱かせる気?」だった。この言葉が興味深い。 筆者はスワッピングの現場で取材を重ねたことがあるが、夫からのこういった提案に、多くの妻は「自分が他の女性としたいからでしょ」と思っていたからだ。角度を変えるとこの発言、「私を夫がどうしようとしているのか」に目が向いているわけだから、志保は夫の心に寄り添う気持ちでいっぱいなのだろう。まだ若い夫婦のセックスレスの特徴なのかもしれない。 浩介は自分に足りないのは「興奮と刺激」だとわかっている。妻のことは大好きだが、長年のつきあいで興奮と刺激が足りなくなっている。だからその部分を外注しようとしているわけだ。
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「家族のため」妻の出した結論は…
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