キングオブコント王者ビスブラに見る「賞レースで食い込むコツ」とは?元R-1ファイナリストが指摘
賞レースで上位に食い込めるコツは「ふざけてるのか?」要素
――去年の空気階段に続き、今年のビスケットブラザーズが歴代最高得点を更新しました。 <「歴代最高得点」は、まったく意味のない言葉だと思います。(ビスケットブラザーズは最高に面白かったですよ!) 大会の性質上、得点は「絶対値」ではなく、「(その日の)相対値」になりますので。 ビスケットブラザーズが優勝した要因は、演技力や構成もさることながら、少し悪ふざけも感じられたところでしょうか? コントに対して、ある意味「ふざけているのではないか?」という疑惑が1割くらい感じられます。(本人は「そんなことない」とおっしゃるかもしれませんが) クロコップのところで述べた「賞レース対策」「寄せる」問題。賞レースに寄せているとあまり感じさせませんでした。 それは、M-1グランプリでマヂカルラブリーが優勝した際に噴出した「漫才か漫才じゃないか論争」にも共通するところがありますし、過去のキングオブコントでも、どぶろっくが下ネタの歌ネタで優勝し、にゃんこスターがリズムなわとびで大きな爪痕を残したこともありました。 面白いプラス、そういった「こいつら、もしかしてふざけてるのか?」という部分を絶妙な塩梅で入れるのが、賞レースで上位に食い込めるコツかも知れません> 【キングオブコント2022・ほかの記事はこちら】⇒松本人志「演技力がないと…」キングオブコント評がすべて/元R-1ファイナリストが解説 【キングオブコント2021・関連記事はこちら】⇒キングオブコント王者・空気階段のラジオは最高です! <文/女子SPA!編集部>


