
「だんだんとあたりが暗くなってきて、みんなで夕飯を食べているとき結構な量の小さな虫が灯りに集まってきたんです。私含め虫が苦手な子どもも居たため、ライトを少し遠くに置いてできるだけ食事中に虫が来ないよう工夫しました。
夜になって少し雨が降ったのでタープの中に移動して、みんなでお菓子を食べていた時、私は残り少なくなったポテチの袋を傾けて口に入れたんです。するとなんだか口の中に違和感が…。
慌てて吐き出すと、そこには素早く動くゴキブリが…! 周りにいたみんなが大絶叫で怖くて泣き出す子どもも居ました」
理子さんは、誤飲しなかったことが不幸中の幸いだったと話してくれましたが、この時のことを思い出すと今でも気持ち悪くなると話してくれました。あの時せめて袋を傾けて食べていなければ…と少し後悔しているそうです。

「私が慌てて吐き出した後、周りのみんなが『キャー』と叫んだことで周囲にいたキャンパーたちが様子を見に来たりして、なんだか大ごとになってしまったんです。その後私はショックと気持ち悪さで何度も嘔吐し、テンションはだだ下がり…。楽しいキャンプの後半がこんな雰囲気になってしまって申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。」
次の日の朝も、ゴキブリを口に入れてしまったショックが抜けなかったという理子さんですが、キャンプ自体は本当に楽しかったと話していました。