Human

お母さんが自殺未遂した。同居して助けるつもりが…壊れていった私。作者を取材<漫画>

タイトルの『絶望トンネル』の意味

――たしかに子どもたちとの生活もありますね。 まりげ「タイトルにも『絶望トンネル』という言葉を入れましたが、母の病気と向き合っている期間はこの先どうなるのかもわからず、トンネルの中をさまよっているような気持ちでした。トンネルの中でどんなことが待ち受けているのか、トンネルの長さはどくらいなのか、そもそも出口があるのかもわからずただただ不安でした。 日々のストレスや愚痴は夫に全て吐き出していたんですが、ある日愚痴を吐き出して『話したら3割心が軽くなった!』と夫に言ったら『まりげが軽くなった分の3割は僕にきてるよ』と言われて、この人も苦しいんだと気づきました。 夫は母との同居もすすめてくれてたくさんフォローしてくれていましたが、改めて病気と向き合う家族の大変さに気づいた出来事でした」 【漫画をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます 【前回記事】⇒兄から突然の電話「お母さん 自殺しようとしたんだ」作者まりげさんを取材<漫画> 【次の記事】⇒『死にたい』は願望じゃなく『症状』。母の自殺未遂で知った「うつ病の本当の恐さ」。作者まりげさんを取材<漫画> 【まりげ】 コミックエッセイスト。2020年ライブドアブログ新人賞受賞。築100年の古民家をリノベーションして3兄弟と漁師の夫と暮らしている。Instagram:@marige333、Twitter:@marige333。著書に『700日間の絶望トンネル』。 【自身や家族の、心の病気についての相談窓口があります】 精神保健福祉センター:精神保健福祉法によって、各都道府県に設置することが定められている機関。心の健康相談から精神医療に係わる相談、社会復帰相談をはじめ、アルコール、薬物、思春期、認知症等の相談も行っている。 <漫画/まりげ 取材・文/瀧戸詠未>
瀧戸詠未
大手教育系会社、出版社勤務を経てフリーランスライターに。教育系・エンタメ系の記事を中心に取材記事を執筆。X:@YlujuzJvzsLUwkB
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