――最初は、みかさんの「夫公認彼氏」の提案に拒否反応を示していたわかぴょんさんでしたが、受け入れた理由は何だったのでしょうか?
わかぴょん:本当にそれしかなかったのが大きいです。悩んで、色々なところに相談に行って、それでも解決せず行き詰まっていました。「夫公認彼氏」の案はそれまでも出たことはあったのですが、みかが「夫公認彼氏の候補が現れたよ」と言ってきたので、もう崖から飛び降りるような気持ちで「じゃあ3人で会って話そう」と言いました。

――当時はそれほどまでに、離婚を避けたかったのでしょうか?
わかぴょん:離婚は嫌でした。子どもがいるし、普段は夫婦仲良く会話したりしているのに「セックスレスごときで」と思っていました。
長年連れ添ったご夫婦に話を聞きに行って、「セックスなんてなくても夫婦はやっていけるよ」と言葉をもらったりしていたので、時間が経てばみかが変わってセックスレスの問題はなくなっていくんじゃないかなと思っていました。
でも、みかが「私は今幸せを感じていない」と強く言ってきたので「やっぱり俺が縛っているのかな」と思って、飛び込むことにしました。
――わかぴょんさんが「彼氏」と話した時、「僕が現れたことで2人の関係をあきらめないでほしい」と言われて涙していたシーンが印象的でした。そうした背景もあったのですね。
――仮に、その時わかぴょんさんが「夫公認彼氏」を拒否していたら、みかさんはどんな選択をしたと思いますか?
みか:多分、離婚する方向へ行ったと思います。セックスはしないけど「夫公認彼氏」も認めない、そんな私のことを大事にしてくれない人とパートナーでいる必要はないと思ったかもしれません。
――隠れて不倫をすることはなかったと思いますか?
みか:私は隠し事をするのにエネルギーを使えない性格だし、不倫は罪悪感が重過ぎて楽しめないのでしなかったと思います。
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中編では、「夫公認彼氏」ができてからの妻・夫の変化についてお話を聞いていきます。
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【みか】
好奇心旺盛な40代2児の母。既存の枠にとらわれず、女優、ライバー、ライターなど、興味の湧いたものには実際にチャレンジしていく行動派。ヒプノセラピストとしても活動中。
【わかぴょん】
大蔵省、俳優、マネージャー、印刷会社の営業職を経て再び脱サラ。家族で自然遊びを紹介するYouTubeチャンネルと、みかと共に現在のありままの家族関係を発信する
YouTubeチャンネルを運営。
<漫画/ハラユキ 取材&文/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。