
しかし、突如金田さんに恐怖が襲います。
「これでなんとかぐっすり眠れると思い、目をつぶったとき、いきなりエンジン音のようなものが聞こえてきました。最初は寝れないな~と思っていただけなのですが、徐々に音が近づいてくるのがわかりました」
騒音を我慢していましたが、さらなる出来事が起こります。
「エンジン音が近くで止まったんです。すると、次は誰かが『殺すぞ!』との罵り声をあげ、それ以外の人たちも高揚するように罵倒し始めました。正確には何を言っていたかはわかりませんが、テントの中から聞いた限り、10人以上の怒号が聞こえ、怖くてテントの外に出ることもできませんでした」
突然の喧嘩が勃発した原因とは何だったのでしょうか。
「『静かに』と落ち着いた声が聞こえました。おそらく警察官が暴走族を捕まえて交番前で揉めていたのでしょう。警察官が止めに入るような言葉をかけるものの、暴走族は怒りがおさまらず、物を投げたり叩きつけたりするような音も聞こえてきました。
結局、深夜3時ごろまでこの騒ぎは鳴り止むことはなく、恐怖で眠ることはできませんでした。寝不足のまま次の日を迎えることになり、眠気と闘いながらツーリングしたのを覚えています」
ソロキャン中にテントの外から罵声が聞こえるなんて、かなりの恐怖だったはず。今回は防ぎようがないケースだったと思われますが、キャンプ場の立地や口コミはしっかりとチェックしておいたほうが良さそうです。
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<文/Honoka Yamasaki イラスト/カツオ>