
「旅行中、昼間はくもりだったので観光は多少できたのですが、夜が大変でした。大雨で道が冠水してしまったんです。タイ在住の友達に『冠水しているのは汚水だから足とか怪我してたら破傷風になるよ!』と言われました。
しかも、冠水すると水道の水に泥が混じって茶色くなるんです。シャワーを浴びるにも土臭くて、誤って口に入らないように気をつけました。髪も顔も洗えないのでミネラルウォーターを買ってきて洗っていましたね……」
バンコクでは下水システムの処理能力が追いついていないこともあり、一度雨が降ってしまうと冠水が起こりやすいのです。優香さんが宿泊したホテルは、特に冠水しやすいエリアにあったそうです。
「しかも、大雨が降るとネットワーク通信が全然つながらなくなるんです。ホテルのWi-Fiが全然つながらなくて、外出もできないわ、部屋で時間潰すのもできないわで……とにかく暇でした。でもさらに最悪だったのは冠水した水からネズミやGが大量に溢れてきたこと。ホテルのトイレにめちゃくちゃ大きいGが出て、スタッフを呼びに行って助けてもらいました……」
夕方から夜にかけて雨が降ることが多いので昼間に夕飯を買い込み、夜はホテルの部屋で食べていた優香さん。せっかくの旅行なのにとても残念な思いをしたそうです。
また、1度だけ夜に雨がやんで友達と夕飯を食べに行ったのですが、Tシャツ1枚で出かけてしまったため「寒かった……」といいます。バンコクの9月の平均気温は30度前後ですが、雨が降った後は冷え込むことがあるそうです。
雨で体感温度が下がると、エアコンが効いている店内では肌寒く感じることもあるので、雨季のタイに行くときには長袖の羽織物やパーカーなどが1枚あると便利です。
雨季のタイを訪れる際は、防寒グッズを用意するなど念入りな注意をしたほうがよいと思います。
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<文/カワノアユミ イラスト/カツオ>