「そうしたら夫が困り果てて、都内のスワッピングパーティを探し出したんです。私が勝手に浮気するのはどうしても嫌だから、これならいいって。そもそもあなたの浮気が原因なんだから、パーティに行っても夫はしちゃダメ、とにかく見ててと」

写真はイメージです(以下同じ)
ミツコさん夫婦は高校の同級生で、22歳で結婚している。何でも言い合える関係だが、子どもふたりも成人し、家業を一緒にしているため、「お互いを知りすぎて興味がなくなった」のではないかとふたりとも感じていた。分身のように感じるときもあるほどだから、異性として見る目が抜け落ちてしまったのだろう。
だから、ミツコさんは、夫が浮気したことを責めるつもりはなかったという。
「ただ、自分だけいい思いをしたのが悔しい(笑)。だから私にもさせてほしいと思って」
「パーティで弾けた私を見て、夫はものすごく刺激を受けたようです。うちのセックスレスは解消しました。
近所に知られたくないから、ときどき都内のパーティに行っていたんですが、うちは地方なので時間的に余裕がない。近場でそういうところがないかなあと思っていたら、都内のパーティで知り合った人から『
私の知り合いで、あなたの地域に近いところの人が相手を求めているけどどう?』って連絡があって……。
会ってみたらとても素敵なご夫婦だったので、早速実行に移しました。今もおふたりとは家族ぐるみのつきあい、というか夫婦ぐるみのつきあいというか(笑)」
相手は慎重に選ばなければならない。だからこそ、同好の士からの紹介はありがたいと彼女はにこやかに言った。