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オダジョーの“指ペロ”に松下洸平のメガネ…!ドラマ『アトムの童』の萌えポイント

新たなラスボス像で魅せるオダギリジョー

那由他らの宿敵を演じるオダギリジョーにも目新しさを感じます。もともと、独特の存在感がある役どころの多いオダギリ。直近ではNHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』でヒロインたちを支える役どころに癒やされました。一方、本作で演じている分かりやすい悪役も鳥肌モノです。 前述した第5話ラストで見せた“吠え”や、同話冒頭で那由他らを挑発するように“指をペロッと舐めた仕草”をはじめ、IT社長らしい不敵感、顔は笑っているのに冷徹さを感じさせる眼差し……敵としての憎たらしさ満載の演技を繰り広げています。しかし不快感は全くなく、むしろ1秒たりとも目を離せません。 日曜劇場の定番であるドアップ演技でも、意味ありげに指を舐めたり、まゆげを少し動かすだけで人を圧倒したり……そんなオダギリに大人の色気を感じてしまうのは筆者だけではないはず。急に放り込まれる流暢な英語もたまりませんでした。今後ますます凄みを増すであろうオダギリの大ボスは、目新しくも実にハマっています。

松下洸平は“引き算の演技”で情熱を表現

最後に触れずにはいられないのが、那由他の相棒・隼人を演じる松下洸平です。朝ドラ『スカーレット』で人気に火がつき、昨年の秋ドラマ『最愛』(TBS系)で一気にブレイクした松下ですが、本作でもその勢いは止まりません。 本能的に突き進む那由他と対象的に、冷静で理論的な役どころの隼人。ですが、想いや夢は主人公と同じ熱量で共有していることがしっかり伝わる演技はさすがです。役にリアリティをもたせることに長けている松下。オーバーな感情表現ではないのに、台詞の強弱に速度や繊細な表情の違いで彼の想いがリアルに伝わってくるのです。 松下は以前『最愛』のインタビューで、表情だけに頼らず心の動きを伝える“引き算の演技”を塚原あゆ子監督に教わったと語っていました。第2話のラストで、もう一度那由他とゲーム製作することを決意し、那由他と対話するゲームシーンには痺れました。松下のメガネ姿が個人的に好物過ぎて、毎週45分間ずっと眼福なのもありがたい(笑)。 ======= 三者三様のイケメンたちが、それぞれの個性を光らせながらぶつかり合う『アトムの童』。11月20日に放送される第6話では「アトム玩具」が「SAGAS」に買収されてから一年後の新章がスタートします。大御所の山崎努や麻生祐未、加藤ローサも加わって、イケメンたちの競演をますます盛り上げてくれることでしょう。 <文/鈴木まこと(tricle.llc)> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
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