Lifestyle

女性上司が部下を食事に誘うとき「恐れていること」とは。男性と同じようにはいかない

身だしなみを意識し、誰にでも平等に接する

 女性上司になった際に気をつけるべき点として、「女性に限らないことですが」と前置きしつつ、「まずは身だしなみを意識することです」と説明。 スーツを着た日本人女性「例えば、髪がボサボサだったり、シワだらけの服を着ていたりなど、見た目に気を使えていない人から指示されても、部下側としてはどうしてもモヤっとしてしまいます。とりわけ、女性上司はまだまだ割合が低く、女性上司から指示されることに免疫がないため反感が持たれやすい。フォーマルな恰好なら無難かつ説得力を持たせることができます。加えて、露出が高い服装の場合、セクハラ扱いを受けやすいので注意が必要です」  また、「もう一つは誰にでも平等に接することです」と続ける。 「やはり人によって態度を変える人は反感を持たれやすいです。特に女性上司の場合、上司にばかり良い顔をしていると『女性だから出世した』と思われかねません。誰もができることではありませんが、上司にも毅然とした態度を取らなければいけません」

今の職場だけでなく、外部にアンテナを張る

 女性上司ということで、男性上司ではあまり経験しない苦労、余計な気配りなどの多さがわかった。  そもそも、女性上司が苦労しがちな職場の特徴として、「業種や業界にもよりますが、経営層が『男性主導が当たり前』という認識が強いです。そういった風土が定着していると、いくら女性管理職の数が増えても、それはただ数が増えただけでしかありません。女性上司、ひいては女性従業員が活躍しやすい、働きやすいとは言い難く、この価値観を変えることが求められます」と解説。 「こういった会社は視野が狭く、過去の成功体験を引きずったまま運営してきたケースも少なくありません。ですので、社外の経営者と交流をするなど、外部に関心を向けることが重要です。どのような制度を設けているのか、どういう価値観を持ってマネジメントしているのかなど、そういった価値観に触れることで徐々に意識改革が図れます」
次のページ 
女性上司が周りの反感を買ってしまうとき
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ