既婚者の彼に“母親の介護”を頼まれア然……「私、不倫相手だよね!?」
介護に奮闘する中で、ふと我に返る
好きな人と一緒に過ごせる日々を願って介護を頑張る中田さん。しかし、ふと我に返る瞬間が訪れます。
「もう5年も経っていたので忘れかけていましたが、もともとは離婚することが約束だったのだと思い出しました。ですが、彼に離婚する気配はありません。介護生活の前は彼と週に1回は会っていましたが、今はそれよりも会えていません。『もしかしたら介護要員?』と思うようになり、まだ好きな気持ちはありましたが、彼とお別れをすることを決めました」
5年以上もの不倫関係に幕を閉じるかと思いきや、彼は予想外の行動に出ます。
「利用されていると我に返り、関係を絶つことを伝えました。すると、彼は子どものように泣き出したんです。次は絶対に幸せにするから離れないでほしいと。結局、今後の話もまともにできないまま、時間が経過してしまっています」
中田さんは、まだ彼に対して好きな気持ちがあると言いますが、同時に介護するために関係を続けることへの疑問も感じています。なかなか抜け出せない沼にハマってしまった中田さんですが、次こそ別れを決断すると語っています。
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<文/Honoka Yamasaki イラスト/zzz>山﨑穂花
レズビアン当事者の視点からライターとしてジェンダーやLGBTQ+に関する発信をする傍ら、レズビアンGOGOダンサーとして活動。自身の連載には、レズビアン関連書籍を紹介するnewTOKYOの「私とアナタのための、エンパワ本」、過去の連載にはタイムアウト東京「SEX:私の場合」、manmam「二丁目の性態図鑑」、IRIS「トランスジェンダーとして生きてきた軌跡」がある。また、レズビアンをはじめとしたセクマイ女性に向けた共感型SNS「PIAMY」の広報に携わり、レズビアンコミュニティーに向けた活動を行っている。
Instagram :@honoka_yamasaki
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