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「優しい夫と魅力的な恋人、私にはどっちも必要」身勝手な40歳妻の結末は

「私は彼の身体に溺れた、ただのメスだったのかもしれない」

「知り合ってから、たった5か月の関係でしたが、傷は深かったです。なにしろ、こんな言い方をしたらなんですが……男性の身体に夢中になるという体験は、はじめてでしたから。“恋をしてる”と思っていたけど、私はただの“メス”だったのかもしれませんね。  それだけ喪失感は大きかったです。夫はいるけど、身体半分がもぎとられたような感覚が半年以上は続きましたね。ケンが完成してくれなかったサイトは、知人づてで在宅主婦の人が完成させてくれました。夫は前と同じく優しくて、休日はパスタなんか作ってくれる人なので、そんな時間で少しずつ癒されていった感じです」 ベッドの上の女性 もう、あれから10年経つ。その間、自分をふって去っていったケンのことを忘れられないまま、3人の男性と関係を持ってもみた。しかし、ケンのときのような“めくるめく”ことは一度もないそうだ。

最初から彼は、私に恋なんてしていなかったのかも

 最近、カレンさんは思う。最初から彼は、自分に恋などしていなかったのではないかと。たまたま知り合った年上の女。会えばおごってくれて、お小遣いになるサイト構築の仕事をくれてセックスもさせてくれる女……そんな感覚で会っていただけではないかと。 「今思えば、私が“次の日曜日に会わない?”って言うと、だいたいダメでしたね。当時は、私が既婚者だから彼が気遣ってくれているのかなと思いましたけど、たぶん違いますね。おそらく、婚約者の彼女と土日にのんびり会ったり、結婚準備をしていたのではないでしょうか。そう考えると寂しいですね」
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騙されたのかもしれない、でもまた誘われたらついていく
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