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「優しい夫と魅力的な恋人、私にはどっちも必要」身勝手な40歳妻の結末は

騙されたのかもしれない、でもまた誘われたらついていく

 今でもたまに、ネットで彼の名前を検索してみるそうだ。少しめずらしい、彼のフルネーム。だが、なぜか1件もヒットしない。ウェブ制作を続けているならひっかかりそうなものだけど、と、不思議に思うそうだ。  最近また、仕事のステージがあがった。今までもおつきあいのあった有名芸能人に、普段のバラエティ番組出演のときだけでなく、ドラマや映画のときにも呼ばれるようになったのだ。そして、相変わらず、夫は優しい。 歩くカップル「今夜は、私たちの思い出の一つ星のレストランにでかけるんです。夫は外にセックス相手がいるかもしれないと思うこともありますが、気にならないです。むしろ、ちょうどいいとすら思います。  でも、もしまたケンとどこかで再会したら、迷わずまた彼との関係を求めますね。そして、夫ならケンとの関係を知っても許してくれそうな気もするんです。優しい人ですから」

彼は、二度とカリンさんの目の前にあらわれない

 カリンさんの今の気持ちを聞いて、少し身勝手な気もした。でも、時々こういう女性は存在する。恋愛においては、男性より女性のほうが残酷な一面を持っているのだ。でも、そういう女性を超える冷酷な男性も、いる。ケンのような男性だ。  彼は、二度とカリンさんの目の前にあらわれないよう細心の注意を払っていると思うのだ。そして、そんな男性だからこそ、女性は永遠に追いかけたくなるのかもしれない。 <文/安藤房子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
安藤房子
作家。恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書に『愛されて結婚する77のルール』など。Instagram:@ando.fusako.loveブログ:恋愛心理研究所 安藤房子の「ココロとカラダのレシピ」  
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