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37歳で実家に寄生。「子供部屋おばさん」になった高学歴女性がハマった罠とは

「子ども部屋おじさん」という言葉を知っている人は多いでしょう。某巨大掲示板から生まれ、ネットを通じて瞬く間に広がった造語です。 「子ども部屋おばさん」とはその女性版。自立をせず、実家暮らしを続ける妙齢の女性を指します。時に“こどおば”と略され、家事も何もかも親任せ。中には生活費を1円も入れずに過ごす人もいるのだとか。 都内でOLをするカナエさん(仮名・37歳)も、子ども部屋おばさんと呼ばれているうちの一人です。彼女は途中で自分自身に危機を覚え、婚活を始めましたが……。想像以上の苦戦を強いられたと言います。

高学歴でお嬢様、不自由のない学生時代

学生

※写真はイメージです

カナエさんは裕福な家庭に生まれたお嬢様。一人っ子だったことから欲しいものは何でも買ってもらえ、不自由のない幼少期を過ごしました。 勉強面ではとても厳しく躾けられたそうですが、彼女は頭が良く、何事もソツなくこなせたため両親にとって自慢の娘だったとのことです。 学生時代は私立に通い、学級委員や生徒会の活動をこなす超・模範的な生徒。誰もがこの話を聞けば、とんでもないエリートだ!と感心するでしょう。 楽しい10代を過ごし「このまま大学を卒業して就職、結婚の王道コースを歩むと思っていた」とカナエさんは語るのですが……。

推し活デビューが“こどおば”の原因に?

順風満帆な生活を送っていたカナエさんは、大学入学とともにアイドルオタクに目覚めます。 勉強と学校生活以外の世界を知らなかったために、とても強い刺激を受けたそう。片っ端から気になるグループのファンクラブへ加入し、コンサートのために遠方まで足を運ぶこともありました。 物凄い勢いで推し活に熱を入れた彼女は、授業をズル休みすることも増えてしまったとか。 推し活を続けるにはそこそこお金が掛かるもの。カナエさんはアルバイト経験がほぼないので、娯楽費は全て親御さんからもらっていたのです! 時に高額なチケットをオークションで落とす日もありましたが、そのお金さえ自分で出さず、ご両親に頼り切り……。 むしろお母様は「カナエちゃんに楽しそうな趣味ができて嬉しい」と言っており、追っかけに関しては肯定的だったご様子。 しかし、すっかり推し活が生活のメインになっていた彼女は、徐々に勉強が疎かになります。最初の頃はご両親から指摘が入りましたが、娘に甘い2人は次第に何も言わなくなったのです。
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就職先は親のコネ……子ども部屋おばさんの日々
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