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2023年「三代目JSBの再始動」に期待できるワケ。年末の紅白をふまえて考察

再始動という名の“遊撃”開始の合図

 要するに、LDHアーティストが誰一人として紅白に出場しなかったのは、「EXILE」に次ぐ若頭である「三代目JSB」が通年の充電を必要としていたからだ、くらいに理解しておくのはどうだろうか?  さらに言えば、充電期間だった2022年の休眠を経て、十分に栄養を蓄えた彼らは翻(ひるがえ)ってこれまで以上に暴れだすということ。実際、沈黙を破って再始動する2023年の「三代目JSB」が2月1日にリリースする待望のシングル『STARS』の表題トラック「STARS」は、サビで彼らのサウンドを特徴付けるEDMの4つ打ち爆音をさわやかがんがんに響かせている。  同シングル収録の「この宇宙の片隅で」が、「三代目JSB」恒例の新年サプライズとして1月5日に投下リリースされたばかりだが、UTAがサウンドプロデュースを手掛けたしっとり系のこのバラードナンバーは、本命曲「STARS」までのささやかな前奏曲のような深い趣がある。そしてそれが再始動という名の“遊撃”開始の合図となり、すでにのろしは上がっている。

復習と予習のブランク期間

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『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2023 “STARS”~Land of Promise~』

 今年の「三代目JSB」は、恐ろしいくらいの勢いと加速で駆け抜けようとしている。2月18日からは静岡公演を皮切りにいよいよ全国ツアー『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2023 “STARS”~Land of Promise~』が開幕する。サプライズ好きの彼らだ。おそらく開幕と同時にさらなるビッグアナウンスを用意しているに違いない。  ツアー開幕の2月以降はスケジュールがびっしり埋まりそうだが、ではそれまで残りの約半月は何をして待てばいいのか。簡単です。全国で公開中の『JSB3 LIVE FILM / RISING SOUND』を観るために劇場へ運べるだけ足を運ぶまでのこと。初のライブ映画から浮かび上がる立体的な音像を体感すべく、出来ることなら「ドルビーシネマ」が完備された上映館で鑑賞したいところだが。  本作によってこれまでの「三代目JSB」を復習しつつ、今後の予習にもなるという一石二鳥。しかも復習と予習のブランク期間を半月も与えてくれているのだから、まったく心憎いばかりの充実感である。
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