
『JSB3 LIVEFILM / RISING SOUND』©2023 松竹株式会社
それで筆者もこの期間に、いざ出陣!という気持ちで本作を観に行った。噂通り、ドルビーシネマで観るライブ映画では、もはや生のライブ体験と同じ興奮を味わえた。過去のオンラインライブ映像などで構成された全編は、カットが替わると舞台セットやメンバーの衣装が自由自在にチェンジ(転換)している。そうした映像演出も映画ならではのギミック。
レコード大賞初受賞のダンスチューン「R.Y.U.S.E.I.」からいきなりはじまるセットリストは反則技満載で、4曲目「Feel So Alive」のラスト、名前をコールされた岩田剛典と山下健二郎が思い思いにパフォームする姿は激アツ。続く「Summer Madness feat.Afrojack」は、「三代目JSB」印のEDMサウンドがドルビーシネマによる爆音上映を演出する。
まるでスペースシャワーTVやMTVを見るようにシームレスにパフォーマンス映像が続く。紅白ではよく大物ミュージシャンが中継で出演するけれど、今年の「三代目JSB」出場枠は電波ジャックでもしてこのライブ映像を延々と流してくれないかな。それは冗談として、相当気が早いけれど、今年の「三代目JSB」を見納めたくらいの満足度なのは、筆者に限ったことではないだろう。
「誰も邪魔できない Stars shine」
「STARS」のこの意識的なフレーズに鼓舞されて、この指とまれ。2023年は、“三代目JSB遊撃隊”に参加するまでだ!
<文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修
俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:
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