出張から帰ってもその考えが消えなかった小百合さんは、以前より伊藤さんに話しかけるように。
「何度か仕事帰りにご飯に行ったりするようになりました。伊藤さんは口数はすくないけど、一緒にいて楽で、こんな感じの関係もいいのかもな、と思いました」
まわりの同僚達も2人が仲良くなっていくのを好意的な目で見守っていたとのこと。
「まわりからの『お似合いだよね』『付き合っちゃえば?』みたいなプッシュもあって、それから『付き合ってみる?』みたいな話になり、アッサリとお付き合いに至りました」

さらに、「両親が『結婚結婚』てうるさくて」と言う小百合さんの話の流れから、なんとなく伊藤さんにプロポーズされ、とんとん拍子に話が進みふたりは結婚することに。
「もう婚活しなくていいので、嬉しかったです。正直、特にときめきは生まれませんでした。でも伊藤さんは真面目で落ち着いているし、結婚相手に向いていると思います」
小百合さんは「結婚てこんなものよね」と、割り切っていたんだとか。