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20代に人気の“強盗っぽい帽子”が謎すぎる!オシャレにかぶれるか考えてみた

こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。暖かい小物が欲しくなる冬シーズン。手袋やマフラーといった定番のものから、今年は懐かしのアームウォーマーも新作で浮上していますね。そんな可愛い冬小物のなかでも、何やらいぶかしげなアイテムがじわじわと浸透中なのだとか。その名も「バラクラバ」。
バラクラバフードウォーマー

画像:WEAR

「いったいどう身につければ正解なの?」と問いただしたくなるトレンドアイテムが時々登場しますが、今年もやってきましたね。今回はそんなバラクラバについてご紹介します。 【関連記事】⇒流行の「アームカバー」っておしゃれなの?30~40代に似合う使い方とNG例 【イラストをすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

バラクラバって何?なんで流行ってるの?

バラクラバとは、いわば目出し帽。「え…目出し帽ってあの強盗する人が身バレ防止のためにかぶるやつ…?」と脳内がざわつきますが、もともとは極寒の戦時中に耐える兵士のために作られた手編みのフェイスマスクのこと。近年では真冬のアウトドアやウィンタースポーツで活用されていました。 そんなおしゃれとはものすごくかけ離れているバラクラバが登場し始めたのは、2021年のハイブランドコレクションからです。従来にはなかったバラクラバというアイテムを各トップメゾンがこぞってファッショナブルに昇華させ、その目新しさに感動した海外セレブや韓国アイドルたちが積極的に採用しました。
日本ではこうした突飛なデザインはあまり浸透しにくいのですが、空前のKPOPブームの後押しもあり若い世代を中心にバラクラバが推しに推されている現象を巻き起こしています。

どうやって取り入れるのが正解?変に見えない?

バラクラバのように個性的なアイテムが流行する場合、難しいのはその取り入れ方。どんなにおしゃれなファッショニスタでさえ、今まで取り入れたことのないアイテムはケガをすることがあります。しかも、「顔面が可愛ければ多少違和感があってもおしゃれに見える」という身も蓋もない理論でさえぶち壊す勢いのバラクラバ。そんな破壊力抜群なもの、一体誰が着こなせるというのでしょう……? バラクラバのオシャレ見え・ダサ見えポイントと、脅すような言い方をしてしまいましたがバラクラバも上手に取り入れられればちゃんとおしゃれに見えます。そのオシャレ見え・ダサ見えの分かれ道となるポイントは「フェイスラインの隙間」ではないでしょうか。 バラクラバは頭巾のようなものなので、顔にピッタリとフィットし過ぎるともうアウトです。前髪やサイドの髪の毛、首元の影がしっかり見える程度のゆとりは必須です。そして、首から下にかけてのたるみ。裾は肩に乗っかるくらいに長いものを、生地がたるむシルエットのバラクラバを選びましょう。
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バラクラバを大人が取り入れるなら?
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