NHK『どうする家康』の杉野遥亮に注目。“勝手気まま”が許された才能が光る
『罠の戦争』から繋がる“ネギっ子遺伝子”
大河俳優として
勝手気ままな才能を持った俳優であり、ネギっ子俳優でもある杉野遥亮に筆者は心底惚れ込んでいる。一見頼りないかに見えて、いやいやどっこい、ここぞという場面であの厚い両の唇をきつく結んで凛々しく対象を見つめる眼差し。 通年でじっくり時間を掛けて歴史上の人物の生涯を描き出す大河ドラマだからこそ、主役の周りにいるサブキャラクターたちの存在が重要になる。2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、小栗旬演じる北条義時の幼なじみ役として山本耕史が最終話まで素晴らしい仕事をしていた。同じように今年は松本潤のかたわらに杉野遥亮が控える。 そりゃ、家康の古くからの腹心である石川数正を演じる松重豊に比べたら武将としての猛々(たけだけ)しさはないかもしれない。でも杉野遥亮には猛々しさの代わりに勝手気ままを許された自由さがあり、さらに役柄として三河国に生まれたひとりの武将としての静かなる闘志と根性が備わっている。 家康の行く末とともに注目されたし榊原康政の生涯。杉野遥亮は、松潤の脇でどんな大河俳優としての顔を全うしてくれるのか。筆者は楽しみでしょうがない。 <文/加賀谷健>どうする杉野遥亮
— 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) May 12, 2022
・台本を読んで面白いと思ったところは?
・松本さん演じる“殿”に一言!#杉野遥亮 #榊原康政 #どうする家康 pic.twitter.com/r3Gi76Laby
1
2


