90歳ひとり暮らしの女性。生活費は月10万円でも、優雅に暮らすコツ
「いくつになっても、毎日必ずアイラインとアイブロウを行っていること」。ワイングラスを傾ける姿もまぶしい大崎博子さんは、御年90歳。『90歳、ひとり暮らしの知恵袋 お金をかけない素敵な毎日の過ごし方』の著者にしてTwitterフォロワー数20万人超のおひとりさまです。
前作『89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた』がベストセラーとなり、このたび2作目を出版しました。
毎日8000歩をあるき、朝は公園で太極拳、夜は晩酌をしつつ韓国ドラマを堪能する、こんなアクティブな大崎さんの信条は、「やりたいことはすぐに始めなきゃ!」。本書には少しの工夫で毎日が見違えるほどカラフルになる知恵が詰まっています。景気や老後、世界情勢など、何かと不安な昨今、明るく軽やかに生きる知恵を、人生の先輩から学んでみませんか。
毎月10万円で生活している大崎さん。こう聞くと、さぞかし節約に熱を入れているのだろうと勘繰ってしまいます。ここで大崎さんの家計の内訳をチェックしてみましょう。
「食費3~4万円前後(食費のうち、お酒代1万円前後)
クレジットカード利用料3~4万円
光熱費+通信費8000円前後
家賃X円(秘密です)※都営住宅団地住まいです」
「楽しみは毎日の晩酌」という大崎さんは、お酒代はケチケチしません。その代わり、地球にもお財布にもやさしいエコな節約を心がけているのです。ここでいくつか抜粋して紹介します。
・鍋やフライパンは濡れたまま火にかけるとエネルギーの無駄。必ず水気を拭き取る。
・風呂ぶたの上にアクリル毛布をかぶせると、お湯の温度が下がりにくくなる。
・長時間使わなければコンセントは抜く。
・牛乳パックは切り開き、生肉&生魚用のまな板に。使ったらすぐに捨てられるので、細菌の繁殖もなし。
・フリースなどのポリエステル100%の古着は食器洗いのスポンジ代わりになるほか、フローリングの床磨きにもピッタリ。
・古いてんぷら油はじゃがいもの皮を素揚げすると汚れを吸い取ってくれる。濁りとにおいが軽減します。
どれもささやかな節約ですが、積み重ねることで効果が見えてくるのでしょう。晩酌しながら韓国ドラマやBTSのライブ映像を観て、非日常にどっぷりと浸かる。ご褒美をセッティングしているからこその節約です。そう、何事もメリハリが大切なのです。
生活費10万円の内訳は?
お財布にやさしい“エコ”な節約テクニック
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