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安易に始めてはいけない「副業」とは?飛びついてしまった3人のヒサンな末路

「人と話せる副業」を探して開業したBさん

Bさん(40代男性・関東在住・IT企業勤務)は、2022年に結婚相談所を開業して現在も続けています。SNS運用、リスティング広告でWEB集客を頑張っているものの、WEB経由の入会が0人だそうです。 Bさんは新型コロナ流行の影響で在宅ワークになり、同僚と会えない、話もできないという環境の変化から体調を崩しました。人と話せる副業をしようと思って色々探すうちに結婚相談所を知り、Aさんと同じ加盟本部に問い合わせました。「自宅で開業できるよ」と言われて、そのまま開業したそうです。 テレワーク男性パソコン仕事かかった費用について聞いてみました。 「加盟金として最初に160万円ぐらいだったと思う。毎月3万円ぐらいを本部に払って、20~30万ぐらいでリスティング広告を出したこともあった」 金額が全て「ぐらい」とざっくりなのが気になります。 100人以上の知り合いにLINEを送り、紹介で2人と会社の後輩1人が入会してくれたそうです。後輩は成婚退会できましたが、1人は現在休会中。今の会員は1人だけです。初めに登録した2人はモニター扱いで登録料も月会費も無料。3人目でようやく月会費をいただけるようになったそうです。そのため、毎月赤字です。 【結婚相談所での収入】 ・1人目:初期費用0円、月会費0円、成婚料20万円…成婚退会済み ・2人目:初期費用0円、月会費0円…現在休会中で活動していない ・3人目:初期費用0円、月会費5,000円…活動中

動画で集客しようとするも、チャンネル登録者数は1桁

Bさんが作ったという、結婚相談所集客用の動画も何本か見せてもらいました。再生回数は2桁が多く、チャンネル登録者数は1桁です。Bさんは、動画で集客に成功している婚活や恋愛の有名なインフルエンサーを誰も知りません。集客したいなら、競合は把握しておいた方がいいのではと思うのですが、やりたいようにやりたいそうです。 結婚式の新郎新婦と参列者「後輩が結婚して、人の人生の節目に立ち会えた。仕事としては楽しいから続けたい。35年ローンを組んでマイホームを買うのと比べたらリスクはないし、本業もあるし加盟権は売却できるらしいから、いざとなれば売却すればいいかな」 事業譲渡だって集客と同じく相手があることなのに、甘く考えすぎていないでしょうか。 なお、加盟の権利は現在売却できない可能性があります。また加盟先から名義変更費用などを請求され、手元に想定の費用が残らない可能性があります。ご検討中の方は、事前によくご確認ください。 【関連記事】⇒「男で軽自動車ってダサくない?」車で彼氏を足切り。32歳女性の“痛い失敗”
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現在は休業状態だが「再開したい」というCさん
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