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“毒親すぎた母”の異常性に気づいた瞬間…「パパと2人になりたくない」<前編>

行き過ぎた行動と歪んだ愛

dokuoya230307-2 思い返せば母親はかなみさんの交友関係を詳しく把握したがり、机の中を勝手に片付ける、友達との交換ノートを勝手に読むなどの行動が目立ちました。時に「〇〇ちゃんとはもう遊んじゃダメ」と、勝手な意見で付き合う友達を制限されたと言います。  その基準は今でも分からないそうですが、Yさんは人付き合いがあまり得意でなかったとか。一時期仲良くしているママ友がいても数か月経つと仲違いしているなど、対人関係の愚痴を漏らすことがあったのです。 「仲違いをした家の子と遊ぶなと言われたこともありますし、母とはあまり関わりがなさそうな子とも会うことを禁じられた時も……。コロコロ意見が変わる日もあったし、常に私は振り回されっぱなしでした」  その度に悲しそうな表情を浮かべる親を見るのは、かなみさんにとって悲しい出来事でした。だからこそ行き過ぎた行動があっても強く突っぱねられなかったのです。  そうは言っても、娘の苦しい気持ちは変わりません。母親が孤独を覚えるたび、その寂しさが自分へ降りかかる現実……。  加速する縛りに疲れ果ててしまい、中学卒業を迎える頃には将来の夢が「一人暮らし」になっていました。

実家にいつづける息苦しさは年々強くなり…

 高校卒業後、かなみさんは奨学金を借りて専門学校へ進学します。  実家から専門への通学がとても不便であり、早く家を出たい気持ちもあったことから入学早々、複数のバイトを掛け持ち。課題にバイトに多忙な日々を送っていると、母親から不満をぶつけられてしまいました。 「そんなに働いて何になるの?」「専門なんか行かないで四大へ行けばもっと遊べたでしょうに」「最近お母さんに冷たいね」「一緒に居たくないからバイトを詰め込んでいるの?」  実家の息苦しさを感じていたかなみさんは、年々親への態度を取り繕えなくなっていたとのことでした。
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「一人暮らしなんて親不孝者のする行為だ!」と絶叫し…
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