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『罠の戦争』草彅剛と大ボスの“潰し合い”が熱すぎ!世界トレンド1位も納得のヒリヒリ感

 3月6日に『罠の戦争』(カンテレ・フジテレビ系、月曜夜10時~)第8話が放送された。同日にはWBC強化試合の日本代表対阪神戦が行われ、大谷翔平投手が2本のホームランを放つなど大活躍を見せ、Twitterでは「ホームラン」「大谷さん」といったトレンド入り。しかし、そんな大谷フィーバーを抑え、3話連続で「#罠の戦争」が世界トレンド1位に輝き、注目度の高さを証明している。
『罠の戦争』

画像:関西テレビ放送 カンテレ『罠の戦争』公式サイトより

 そんな冬ドラマ屈指の話題作『罠の戦争』ではあるが、話数を重ねるごとに目が離せなくなる怒涛の展開ばかり。中でも8話終盤の鷲津(草彅剛)がラスボス的な立ち位置の鶴巻幹事長(岸部一徳)と対峙するシーンは、これまでにないほどのヒリヒリ感、ピリピリ感が凄まじかった。

これまでにないほどのヒリヒリ、ピリピリ感

 そもそも、このシーンの緊張感が凄まじかった背景として、鷹野(小澤征悦)の存在が大きい。鷹野は副幹事長を務めており、鶴巻派に属しているため鶴巻の直属の部下と言っていい立ち位置。どっちつかずの動きを見せ、眞人(杉野遥亮)も「信用していいんですかね、鷹野先生のこと」「二世議員のボンボンでしょ?なんか信用できない気がするんですよね」と口にするほど。実際、鷲津を潰すための情報収集を鶴巻から命じられた際には、鷲津の近況を話すことも多く、どちらの味方なのかわからない存在でい続けた。  しかし、8話中盤に鷹野は鶴巻が喜びそうな鷲津を潰すための情報を、鷲津本人から提供してもらっていたことが発覚。その際、「なんか疑っちゃって……」と気まずそうに口にする眞人に「ボンボンはボンボンなりにいろいろ考えてんだよ」と優しくするフォローする鷹野の姿に、安心感を覚えた人も多いだろう。また、鷲津の一人息子である泰生(白鳥晴都)に重傷を負わせた文哉(味方良介)と、その事件の隠ぺいに関与した鴨井(片平なぎさ)の関係も修復に向かい、良い方向に物語が進み出す。

鷹野(小澤征悦)にホッコリしたと思いきや

 ホッコリする展開が続き、鷲津も鶴巻に痛手を負わせる情報を手に入れたことで、知らず知らずのうちに「鶴巻を倒せるだろう」と勝手に信じ込んでいた。心の隙が生まれたからこそだからこそ、鷲津が鶴巻と対峙するシーンの緊張感に圧倒され、心が奪われる下準備はできていたのかもしれない。
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熱すぎた10分間。怒涛の「罠」の掛け合い
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