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焼肉店での「残念な作法」とは? お肉を本当に美味しく食べる“極意”を専門店に聞いた

残念な作法③なんでも真ん中で焼く

ロースターの真ん中を中心にお肉をたくさん並べたくなってしまいます

ロースターの真ん中を中心にお肉をたくさん並べたくなってしまいます

 続いては焼き方。ロースターの全面に肉を均等に広げて焼いていた私は、優しくアドバイスをもらうことに。 「焼肉は1枚ずつ焼くのがオススメです。1枚だけ焼くならどこで焼きますか?」と聞かれ、疑いなく「真ん中」と答えてしまいました。これが正しくはありませんでした。  ロースターの上に乗っている網を想像してみましょう。網の面すべてが同じ条件ではなく、火や炭の場所によって火加減にかたよりがあることに気がつくはずです。つまり、火に近い場所は火力が強く、遠い部分は弱くなっているのです。  今回のロースターで言えば、中央よりもサイドのほうが高温になるということ。そのため、薄切りの肉はやや低温でふんわり焼くのが良く、タンのような厚切り肉は、高温エリア⇒低温エリア⇒高温エリアと移動させながら焼くのが理想的だそうです。
網のサイド部分は強火なので、高温で焼きたい場合に適しています

網のサイド部分は強火なので、高温で焼きたい場合に適しています

残念な作法④なんでもしっかり焼く

しっかり焼いたほうが、どんな部位もおいしいと思っていた私。ホルモンは正解でしたが……

しっかり焼いたほうが、どんな部位もおいしいと思っていた私。ホルモンは正解でしたが……

 次は、もっとも肝心な焼き方について。私は香ばしい焦げ目が両面につくくらい焼いていましたが、「それ、焼き過ぎです」と指摘していただきました。  例えば薄切りの赤身肉。しっかり焼くことでパサついてしまうそうで、プロから見ればほとんどの人が焼き過ぎで、赤身のジューシーな柔らかさを堪能したい場合は、少しレア加減がオススメとのこと。  もちろん焼き加減の好みには個人差があったり、ホルモンは中心までしっかり焼くべきとのことで、一概には言えませんが、肉が縮んでしまう仕組みは食べ比べによって理解することができました。
赤身肉はうっすらピンク色が残るくらいがオススメ。奥の焼き加減だとかたさを感じました

赤身肉はうっすらピンク色が残るくらいがオススメ。奥の焼き加減だとかたさを感じました

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残念な作法、5つ目。タレは…
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【今回教えていただいたお店の情報】
うしごろバンビーナ銀座店
東京都中央区銀座5-6-13 西五番街ビル 3F
03-3573-4129
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