Fashion

なぜか苦手だったカーディガンが「いつも着ていたいアイテム」に変わった瞬間

自分が好きなように着ればいいと気付いた

 しかし、だからといってカーディガンそのものに罪はありません。私にカーディガンを着るのを躊躇(ちゅうちょ)させるのは、不本意ながら気に入らないカーディガンを着せられたという経験に付随した記憶のためであり、カーディガン本体まで嫌いというわけではないのです。  カーディガンが嫌いでないのなら、嫌な思い出がよみがえるような嫌いな色や着方ではなく、自分が好きな色、素材、デザインのものを自分が好きなように着ればいいと、今さらながら気づきました。  春先にカーディガンを着るならは明るい色がいい。そして素材はカシミヤやウールカシミヤ、コットンカシミヤがいい。お気に入りの着方は、下着、もしくはキャミソールやタンクトップなど袖がないインナーの上に着る着方。これが揃えば、嫌な記憶と結びついたカーディガンではなくなるはず。そんなふうに考えて買ったのがこの黄色い、ウールカシミヤのカーディガンです。
ウールカシミヤの黄色いカーディガン

お気に入りのウールカシミヤのカーディガン

いつも着ていたいアイテムに変わった

 特に気に入ったのは、素材の良さ、そしてラッパスイセンのよう、きっぱりした黄色の色出しです。  こんな肌触りのいい素材のものは、下着、もしくはキャミソールの上から着るのがいいでしょう。こうすると、なめらかなウールカシミヤの感触を素肌の上から感じることができるので触覚が満たされます。 ウールカシミヤの黄色いカーディガン こうしてカーディガンは、あのいやいや着せられた記憶を持つ忌まわしいアイテムから、みずから望んで着る、いつも着ていたいアイテムに変貌を遂げました。
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好きなものを好きなように着られる時間は限られている
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