失敗しない買い物をするために、「自分にピッタリ」のサイズを買えばいいのは大人の話。
短い期間で大きく成長する子どもの服選びは、大人以上に難しい。
同社には以前から「子ども服にもサービスの範囲を広げられないか」という要望が届いていたものの、子ども服の業界はマーケットが狭く、どうしてもリソースを避けなかったという。しかしこのコロナ禍で大きく事情が変わった。
毎年200万人という大きなマーケットを持つ制服業界が、ついにオンライン販売に舵を切ったのだ。
これまでは「せっかくの節目だからきちんと接客を受けて、サイズを測った制服を用意してあげたい」という親心を尊重して、オンラインでの販売をしてこなかった制服業界。しかしコロナで極力接触を避ける必要が生じ、学校側からの要請でオンライン販売に絞るという事態が各所で発生した。

リリースされたキッズ向けレコメンド機能
初めてのオンラインが急遽決まった制服業界からの声を受け止め、メイキップが開発したのが「
UOS(ユニフォームオーダーサービス)」。
「厚生労働省が公開している統計データとunisizeで得た知見・データをもとに、子どもの“1年後・2年後”のサイズシミュレーションを可能にしました。何歳で身長何cm、体重何kgの子であれば、1年後には通常このくらいになっているよというものです。
もちろん統計的な標準サイズの話なので『
ウチは父親が大きいから、もう1サイズ大きいのがいいかも』と家族で考えていただかなければなりません。ただ何もないところから考えるより、UOSで出た指標を元にしてもらえば数段取り組みやすいはずです」