「お昼はどこで食べるのかとか、集合場所とか、決めることが多くて毎日LINEのやり取りに疲れました。あっちはどんどん盛り上がって『明日楽しみだね!』とか言われるけど、こっちは全然そんな気持ちじゃないんです。当日の車内でも何を話したらいいか分からなくて、疲れて辛かったです。帰ってきたらぐったりして、お断りしました」

「付き合ってもいないのに、お見合いの次のデートでドライブはたしかに辛いですよね。
でも、それは男性に言わないと伝わらないですよ。『ドライブは緊張するから、もっと仲良くなってからにしたいです。もう少しお互いを知っていきたいから、葉山はまた今度にしてランチにしませんか?』とか代案を出して、ドライブは断ってもいいんです」
私が言うと、恵さんはとても意外そうな顔をしました。
「デートプランを断るって発想がなくて…相手に100%合わせて我慢して嫌になって断るっていうパターンを、繰り返していたと思います」
今デートしている健太さん(仮名)という男性とのやりとりでも、辛いと感じることがあるという恵さん。朝・夕方・夜に毎日3往復ぐらいLINEのやりとりをしている中で、「今日は暖かいね」などのメッセージに返すのが面倒くさいそうです。
そう言いながらも恵さんは、律儀に相手に合わせて『ほんと暖かくなったね』と返しています。相手が絵文字を使えば絵文字を使い、スタンプを入れればスタンプを入れるのです。他の男性に対しても、LINEの頻度も合わせて、毎日送るタイプの人には毎日送り、数日に1回の人にはそのペースに合わせていました。

「そんなに面倒なら、『LINEはデートの集合場所を決めるとか、要件だけのやり取りにしたい』って伝えてもいいんですよ」
「でもずっとこのペースでやってきて、今さら要件だけにしたいって言ったら変じゃないでしょうか。
“普通は”こういう時って、どのぐらいのペースでやり取りするものですか?」
私は今が、恵さんが変わるチャンスだと思いこう伝えました。
「“普通”なんてないんですよ。多くの人がやっている頻度はあるけど、そこは恵さんが自分がどうしたいかが大事なんです。
相手からどう思われるかが気になって、空気を読んで、相手の要望を先読みして期待に応えて辛くなる。そのパターンを抜け出そう。恵さんはどうしたいですか?」
恵さんは、間をおいて考えてからきっぱり答えました。
「LINEは1日に1往復ぐらいがいいです。毎日LINEが来る男性がいたのにLINEの頻度が減った時も不安になってしまって、ペースがあんまり変化する人も振り回されすぎて疲れます」
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