大活躍中の女優・安藤サクラ(37歳)、育児と仕事への本音に勇気づけられる女性が続出したワケ
女優・安藤サクラさんの勢いが止まりません。
2023年1月期のドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系列)では、大切な友人のために何度も生まれ変わりながら奮闘する近藤麻美を好演。
また、役以外では、3月10日に開催された第46回日本アカデミー賞では最優秀助演女優賞を受賞。そのスピーチで子育てと仕事の両立に悩み、引退を考えていたことを涙ながらに告白。
SNS上には「感動した」「パワーをもらった」という声が多く見受けられました。
この記事では、安藤さんのキャリアを紹介し、その魅力を紐解きたいと思います。
2007年に父親・奥田瑛二の監督作品『風の外側』にて、映画デビューを果たした安藤さん。
彼女の名を広めた作品の1つといえば、2014年に公開された映画『百円の恋』です。
同作は、自堕落な生活を送るニートの女性・一子が、ボクシングにのめり込んで行く姿を描いた物語。
その際、安藤さんは「女優さんが汚い役を演じている」と思われるのが嫌で、体重を増量し、自らの意志でだらしない体型に。撮影の終盤10日間で、プロテストに合格できるようなボクサー体型に肉体改造をしたことで話題になりました。
また、作中で覇気のない目をした一子が、ボクシングに出会い、少しずつ目の色が変わっていくところは、観ている人の心をぐっと熱くさせます。
第71回カンヌ国際映画祭にてコンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督による映画『万引き家族』(2018年公開)では、リリーフランキー演じる治の妻・信代役を好演。女優としても、高く評価されます。
さらに、実はイケメン風のキャラクターを演じたことも。2017年に公開された、堺雅人主演のファンタジー映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』では、金髪ショートにカラコン姿で死神役に挑戦。映画の公開当初「このイケメンは誰?」と気になり調べたら、安藤さんで驚いたものです。
自らの身を挺してだらしない女性になった『百円の恋』
一気に名を広めた『万引き家族』や、イケメン役など幅広い役柄
いずれの作品においても、役柄への憑依力が高い安藤さん。 現実にありえないような役柄や設定であったとしても、見ている側の心を揺さぶるのは、その憑依力で本当にしてしまう安藤さんゆえでしょう。
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