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BTSの弟分K-POPグループ「TXT」が全米で大ヒットのワケ。TikTokフォロワー脅威の2000万人

ホットな音色で駆け抜けるワールドツアー

ワールドツアー『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : SWEET MIRAGE> IN JAPAN』(HYBE JAPANのリリースより)

ワールドツアー『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : SWEET MIRAGE> IN JAPAN』(HYBE JAPANのリリースより)

「BTS」の「Telepathy」(2020年リリース)を聴いていると、世界の音楽シーンにコミットしながら設計される普遍的な音色を体感できる。そのあたりのトレンド感も「TXT」にしっかりと受け継がれている。 「TXT」の全米アルバムチャート1位獲得が何よりすごかったのは、初登場後7週連続で首位をキープしていたSZAの2ndアルバム『SOS』(2022年リリース)の大記録をいったん打ち止めにさせたことだった。同アルバム収録のメイントラック「Kill Bill」は、全米シングルチャートでも好評で、今世界で一番ホットなナンバー。そこへダークホースのごとく颯爽と首位に躍り出たのが、「TXT」の『TEMPTATION』だった。 『TEMPTATION』収録の「Sugar Rush Ride」を聴くと、爽やかソーダ系ペパーミントブルーな音色がぱっと口の中で広がる。K-POPアーティストが本気でアメリカンポップスをやるとこうなるんだなと感じた。  2023年3月25日のソウル公演を皮切りに全13都市を周るワールドツアー『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR 』が開催されている。日本では4月14日から4月30日まで、全8公演が開催された。また日本でのファイナル公演では、追加公演として京セラドーム大阪公演を7月1、2日に行うことが発表された。 『TEMPTATION』を引っ提げてのライブパフォーマンスは、大きく足踏み、ホットな音色を鳴らしながら、遊び心のあるポップなナンバーで駆け抜ける。世界の音楽地図がまたも塗り替えられそうだ。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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