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2度の流産、37歳でドン底を経験…「もし時間を戻せたら」必ずやりたいこと

 婚活コンサルタントの田中亜依です。近年日本でも注目されている「卵子凍結」。先日も「3時のヒロイン」の福田麻貴さんが、卵子凍結していることを打ち明けて話題になりました。今回は、私自身の不妊治療の経験談を踏まえて、「婚活と妊娠についての考え方」についてお話ししたいと思います。

37歳の時、妊娠6週目で稽留流産に

37歳の時、妊娠6週目で稽留流産に

写真はイメージです。(以下同じ)

 世の中には、子どもを産みたくても妊娠できない人もいます。原因はさまざまですが、私の場合は、妊娠はできても育たない「不育症」の可能性があることがわかりました。  私が初めて妊娠した時の話ですが、妊娠に気づいた時からつわりに悩まされていました。しかし、6週目を迎えた時に、今まであったつわりがピタッと止まりました。おかしいと思い、すぐに産婦人科に行って診察を受けたところ、大学病院での精密検査を勧められました。その日のうちに大学病院に行き、診断されたのが「稽留(けいりゅう)流産」です。簡単に説明すると、お腹の中で既に赤ちゃんが亡くなってしまっている状態です。

ベッドの上で涙がこぼれた

ベッドの上で涙がこぼれた 担当してくれた先生は、妊娠初期は流産しやすいことや、妊娠初期の流産は胎児の染色体異常により起きたものなので、私の日常的な動きとは関係なく、受精した時点で育たない受精卵であったことなどを、慰めるようにして教えてくれました。  しかし、私は流産をしてしまった事実に対する絶望感や、喜びから地獄に突き落とされたような気持ちでいっぱいでした。そして、初期の流産の場合、胎児が自然に身体から排出されることを待つか、手術を行うかを選ぶことになり、私は身体から排出されるものを見る勇気がなかったため、手術を選択しました。  手術の日は、海外赴任中の夫が急遽日本に帰国してくれることになり、何事もなかったかのように過ごしました。しかし面会時間が終わりベッドの上で横になると涙がこぼれ、なんとも言えない悲しい気持ちになったことを今でも覚えています。
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38歳で妊活を開始、2度目の流産
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