年商150億円、中国出身の経営者が考える「“日本人らしさ”の長所と短所」
『察してわかってよ』という空気
――日本の社会は、ハッキリ言うのが難しい環境だと思いますか?
金「そうですね。会社では上下関係などで遠慮して言えなかったり、『察してわかってよ』という空気もあると思います。他の国で『空気を読む』に当たる言葉があるのかな……、と思うくらい空気を読む国だと感じています。プライベートや男女関係、友人同士でもそのような場合があります。
私の場合も、悪い事を言っているつもりはなくても、『そんなことよく言えますね』と言われるようなことが多々ありました。それは仕事上のことです。ビジネスに関して、同僚や上司、クライアントなどに色々な提案をするのにも、日本では抵抗があったと感じています。
人格を否定するようなことを言うのでなければ、特にビジネスでは意見を言い合うのは大切だと思うのです。しかしながら最近は、初めて日本に来た20年前に比べると、ずいぶん言いやすく変わってきていると感じます」
意見がない訳ではない
まなたろう
多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きでコーヒーソムリエ資格取得。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。
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