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職場に押しかけてきた“夫の浮気相手”と対決。「あまりに下品なセリフ」に怒りも吹き飛んだ

正妻は、愛人の前で取り乱したりしない

 そして翌日、クリニックにやってきたのは理央だ。理央を演じる優希美青の表情がまたいい。若さとお嬢さまであることを武器にして、医師である陽子と対峙しているときの鼻っ柱の強さがリアルだ。 奥さんはまったく気づいてないんです。仮面夫婦だから」  と理央は残酷な言葉を静かに叩きつける。もちろん、愛人の前で正妻は取り乱したりしない。ふたりはじっと見つめ合っていた。

「離婚してくれないの?」愛人が妻に会いに行くケースとは

 妻が夫の不倫を知り、相手に会いに行く話はときどき聞くが、逆は少ない。やはり不倫相手としてはどこか後ろめたさがつきまとうからだろう。妻の存在は無視しておきたいという気持ちもあるのかもしれない。だが、ときには相手をせっつき、妻に直談判する女性もいる。 「いきなり夫の不倫相手が訪ねてきたことがあります」  そう言うのはリカコさん(40歳/仮名、以下同)だ。結婚して10年、共働きでひとり娘を育てている。夫の恋人がリカコさんのオフィスに現れたのは1年前。
会社の受付

写真はイメージです(以下同じ)

「うち、夫婦仲がいいことは仲間内で有名でした。5年つきあって結婚したんですが、そのうち4年は一緒に住んでいたから、誰より相手のことをわかっていると思っていた。少なくとも私はそう信じていた」  互いのスケジュールは把握していたが詮索(せんさく)はしなかった。相手を信じていたからだ。それなのに、リカコさんの前に現れたナツミと名乗った20代の女性は、「あなたがケンタの奥さんなんだ」とじろじろと眺めた。
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「奥さんとはしてないんでしょ、セックス」
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