いびつだけど、話さなくても家庭は成り立つんですよね
それから1年、いまだ離婚の話し合いすらしていない。夫は今まで通り自宅に帰ってくるし、リカコさんと家事を分担しながら娘の行事につきあっている。だが、リカコさんが夫に話しかけることはない。

「必要なことは娘を通して、あるいはLINEでやりとりしています。
夫はまったく謝らないし、そういう夫を私は受け入れていない。夫が話しかけてきても、私は返事をするだけでそれ以上は口をきかない。いびつだとわかってはいるけど、話さなくても家庭は成り立つんですよね。いちばんの被害者は娘ですね。それはわかっているんだけど……」
お互いの意地がぶつかりあって、家庭の雰囲気もおかしくなっている。だが修復の糸口がつかめない。
不倫問題は、離婚か再構築かの二択で語られがちだが、中途半端なまま日常生活を続けている家庭も少なからずある。
これがどちらに進んでいくかは、夫婦関係以外のところで何かきっかけとなるできごとがあるかどうかによるだろう。たとえば夫か妻の身内に何かが起こるとか、突然、娘が問題行動を起こすとか。大人なのだから、きっかけを待つのではなく、自分たちでなんとか解決を図ったほうが今後のためにもいいはずなのだが……。
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<文/亀山早苗>
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