めちゃくちゃ寒い山中で、彼氏から「とんでもない告白」
「しかも、春とはいえ山の中だから体が痺れるくらい寒いんですよ。そしてありえないことに、彼が『
今回が初めてのキャンプなんだ』と……。それを聞いて慌てる私に対して、彼は『でもめっちゃYouTube見てるから、大丈夫だよ』と笑顔で言い放ちやがったんです」
それは不安しかないですね……。

「やってみたら案の定、最悪。火を着けて焚き火を作るのにも20分近くかかるし、一緒に泥だらけになって荷物を運んだり、氷水みたいに冷たい水で食材を洗ったり……。それに雪解けなのか霜柱が融けたのか、
地面があたり一面ずっとぬかるんでいるんですよ。こっちはヒールなのに。お気に入りの靴が、それはもう見事に泥まみれでした」
なんとか火はついたものの、「明かりが焚き火かスマホのフラッシュライトしかない」という過酷な状況。
「食事は直接強火が当たりまくりの、焦げているのになぜか固くて冷たい人参の炒め物や、生焼けの肉でした。しかも彼が調味料を忘れたので、無味。さらにお箸やフォークも置いてきちゃったといって、
手づかみで『あ~ん』されたときは、本気でイラっとしましたね。顔も相当引きつっていたと思います」
続けて、「事前に言ってくれれば、ちゃんと楽しめたのに」とこぼす片倉さん。
「
私も、アウトドアは元々好きなんですよ。泥だらけになるのも、虫も嫌いじゃない。でも、今回みたいに勝手にサプライズで連れて来られると、こっちは何も準備できないじゃないですか。
『サプライズで喜んでもらいたい』って、相手のことを考えているようで、ひとりよがりでもあると思うんです。“テンションの押し売り”というか、なんというか……」