バッグの中を見てみましょう。

バッグの中には内ポケットはありません。また、550円リュックのときは縫製の甘さが目立っていましたが、330円のリュックはあまり気になりませんでした。

バイアステープの縫製は決して丁寧とは言えないものの、330円で縫い糸のほつれがないのは高評価です。
長財布や手帳、折り畳み傘などの持ち物がきちんと入ります。普段から荷物が少ない人はこのミニリュックで十分かもしれません。

ただ、先述したように内ポケットがないので、小物類を入れて使う人はバッグインバッグとの併用がおすすめです。
背負ってみようとしたとき、このリュックの最大の欠点に気づきました。

肩紐がとても短く、背負いづらいのです。リュックを背負うときもおろすときも狭い……。
肩紐の長さを最大限に長くして測ってみると66.5cm。筆者は普段使っているリュックの肩紐の長さが75cmだったので、66.5cmはさすがに短く、残念ながら大人が普段使いするのは難しいと感じました。

若干の不便さを感じつつも1週間使い続けましたが、糸がほつれたりリュックが壊れたりすることはなく、一般的なバッグやリュックと同じように使い続けることができました。
肩紐がもっと長ければ不自由なく使えたと思ので、その1点のみが惜しかったですね。大人が使うのは難しいので、小学生くらいの子どもなら使えるのかもしれません。
とはいえ、これから先もどんな低価格商品を世に送り出してくれるのか、ダイソーさんの今後に期待です。
<文・撮影/林加奈>