Lifestyle

ふと胸を触ったらゴリッとしたものが…クリスマスイブに私が受けた“まさかの宣告”

クリスマスイブに突然の「乳がん宣告」

診察 病院 ひととおり検査を終えて待合室でかなり長い時間待ち、診察室に呼ばれました。きっと良性のしこりだろうと踏んでいたわたしは「どうでしたかねぇ」と若干うわついた調子で先生に話しかけました。  すると先生は、丁寧かつハッキリとした口調で「残念ですが、いままでの私の経験上、このタイプのしこりは90%悪性です」と言いました。  私は何が起こったか分からず、何秒か沈黙したあと「それって、ガンてことですか?」と聞きました。  すると「残念ながらそういうことになります」と先生はハッキリと言いました。

疑問があふれ、頭が真っ白に

 私の頭の中にさまざまな思いが駆け巡りました。なんで見ただけでわかるの? 細胞診の結果も出ていないのに、90%なんてどうして断言できるの?良性の可能性はないの?と「?」が暴走。  先生はその動揺を察したのか、矢継ぎ早に質問をする私にひとつひとつ丁寧に説明してくれました。  先生は大きな病院の乳腺外科で長く勤めてきた経験から「100%ではないですが」と前置きしたうえで、  私ののしこりは・表面がデコボコ、イガイガしていること・エコーで見ると、しこりの血流が活発だったことが特徴的だと説明。「いままで診てきた患者さんの中で、私のような40代で、このタイプのしこりが良性だった経験は一度もない」と言うのです。  そもそも「良性のしこりの場合、普通は血流が活発になっていない」とも言っていました。いよいよ「90%」という数字が真実味をおびはじめました。  健診のつもりで気軽に訪れたはずのクリニックでされた突然のがん宣告に、いきなり誰かに頭を殴られたような衝撃と、全身がしびれたような感覚があり、ついに頭が真っ白になりました。 「まさか。私が乳がんになるなんて」
次のページ 
細胞診の結果は年明けに聞くことに
1
2
3
4
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ